クロアチアの『ドブロブニク』からモンテネグロの『コトル』に行く途中で、ボスニアヘルツェゴビナの『トレビニェ(Trebinje)』という街についでに行けることがわかったので、「どうせなら」と思って行ってきました。
これが予想以上に面白い街だったので、行き方、主要観光地、街の雰囲気など含め網羅的にご紹介します。
1泊の予定でしたが、結果的に2泊しちゃいました。
トレビニェとは?その歴史について
トレビニェには15世紀以来の正教の修道院が立地する他、教会や新しい修道院も立地する。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時、紛争による大規模な被害からは逃れたがオスマン期のモスクなどの建築物は破壊を受けている。2005年7月からは帰還したボシュニャク人コミュニティにより再建が始められている。
トレビニェの語源はビザンツ帝国期のトラヴニア(Travunia)に由来し、最初にセルビア人によって支配されたビザンツ領でもある。9世紀半ば、セルビア公クネズ・ヴラスティミル(Knez Vlastimir)より都市国家(Župania)としての権利が与えられ、ヴラスティミルの娘婿であるクライナ(Krajina)が領有していた。
ラグーサからコンスタンティノープルに至る道を押さえ、1096年にはレーモン4世と十字軍が横切っている。トラヴュニアの名の下、1355年までセルビア帝国の領有下にあった。その後、トレビニェは中世ボスニア王国のトヴルトゥコ1世により1373年その支配下に入る。トヴルドシュ修道院(Tvrdoš)は15世紀に遡る。引用:Wikipedia
トレビニェへの行き方
地理上、色んな国からトレビニェに行けるので全ての行き方を網羅することはできませんが、僕はドブロブニクからバスで行ったのでその方法をご紹介します。
詳細は以下の記事をご参考ください。
主要観光地
トレビニェは旧市街の観光でしたら半日で終了します。それくらいコンパクトです。
ただ、戦争が行われていたときのバンカー(敵の攻撃から守る円形の施設。掩蔽壕ともいう)も見るなら1泊したほうがスケジュール的に余裕があるのでおすすめです。
後ほどご紹介しますが山の上にあるので軽いハイキングになります。
旧市街
トレビニェの中心が旧市街です。
ドブロブニクなどの『歩いてるだけで趣がある』みたいな旧市街を期待するとはっきり言ってがっかりしますが、とてもローカルな雰囲気を味わえます。
▲旧市街の南側の入り口。
▲地元民に人気のカフェバーAZZARO。
名物の白ワインはわずか3.6兌換マルク(約240円)で飲めます。AZZARO以外にも多数の飲食店がありますが、大体どこも価格はリーズナブルです。
ドブロブニクから来たので何でも安く感じて感動しましたw
▲地元民に大人気のアイスクリーム屋『Poslastičarnica “Grk”』。
味は普通ですが100円くらいで買えちゃいます。
▲Pizza Mexicoも旧市街にある地元民に人気のピザ屋さん。カフェバーAZZAROのすぐ近く。
安くてチーズがとろとろなのでよく食べてました。
▲旧市街内にあるモスク
River Beach
宿泊したホステルのオーナーいわく、『地元民の憩いの場』とのこと。
夏季にはたくさんの地元民がここに泳ぎに来るそうです。
10月半ばの夕方はさすがに少し冷えるので僕は泳ぎませんでしたが、水の中をのぞくと沢山の小魚が見えたので綺麗な川なんだと思います。
敷地内には筋トレのできるエリアもありました。
マーケット
毎朝開催されてるマーケット。
野菜、フルーツなどが主ですが、チーズ、ワインも売られていました。僕はりんごとバナナを買って0.8兌換マルク(約55円)だったのでかなり安いです。
Arslanagić Bridge
旧市街から徒歩15分ほどの橋。
変わった見た目をしていて、歴史を感じれます。
晴れた日に行くと水面の美しい反射が見れ、アイスクリームを食べながら眺めるのが最高でした。
丘の上にある『Hercegovacka Gracanica』
恐らく、トレビニェのナンバーワン観光地の『Hercegovacka Gracanica』。
とても小さな教会で外見は可愛く、内側は豪華なデザイン。
ここは高所にあるため、上から見れる景色が素晴らしかったです。
小さなトレビニェの街並みが一望できる、是非とも行っておきたいスポットです。
Fort Strac (Tvrdava Strac)
往復で半日はかかる、『Fort Strac (Tvrdava Strac)』のハイキングもとてもオススメです。当時機能していたバンカーと砦(廃墟)が見られます。
眺めも、まさに絶景です。
そして外せないのが砦の中の探索です。
▲床が抜けてる
▲がれきまみれ部屋には草が生い茂っていました。
▲暗い部屋もあり、コウモリも潜んでいました。
旧市街から往復で3〜4時間はかかるので少し大変ですが、時間が許すならば行っておきたいスポットです。
Црква св. Архангела Михаила
石造ベースの教会に、一部木造の部位がある珍しい教会。
中には入れませんでしたが、そこで見られる景色はなかなか。
トレビニェの雰囲気と治安
トレビニェは観光地として有名なわけではないので、街を歩いてるときに遭遇するのは大体ローカル(地元民)です。
観光客が殆どいませんし、街自体の人口も多くないので、『とてもこじんまりとした、静かな街』という印象を受けました。
しかし、ゴーストタウンってほどではないので、「観光客でごった返さない場所が好き」って人にはオススメできるでしょう。
僕はドブロブニクみたいな観光地化されすぎてる場所が苦手なので、かえってこの街のローカルな雰囲気が気に入りました。
ただし、付け加えなければいけないのが『アジア人は珍しがられる』という点。
僕は10月中旬の観光シーズンが過ぎた時期に行きましたが、僕以外のアジア人を見たことがありませんでした。そもそも、観光客自体がとても少なかったです。
よって、アジア人はすれ違う人に高確率でガン見されます。
好奇の目で見られるだけならいいんですが、僕は『小馬鹿にされている』という印象を受けました。
実際、車のドライバーに大声で何か言われたり(しかも2回も)、高校生~20代後半くらいの複数の男性にすれ違いざまに変な擬音を鳴らされたり。
特段治安が悪いとは思いませんでしたが、ここは外務省の情報を参考にすべきなので以下にリンクを貼っておきます。
トレビニェは1泊で充分観光を楽しめる
以上、トレビニェのおすすめ観光地をご紹介しました。
観光地化されているとは言い難いですが、そこが逆に良かったですね!
なお、トレビニェは最低1泊、MAXでも2,3泊で良いかと思います。
ぼくはHostel Polakoに2泊宿泊しましたが、立地がよく値段も1500円くらいで安かったですよ。
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ホテルは綺麗でスタッフも優しく、おすすめです。ドミトリー以外にもダブルルームもありました。
1泊するとしたら、実際の行程はこうなるかと。
- 1日目:旧市街のカフェでまったり。有名な橋まで散歩
- 2日目:ハイキング
それでは、トレビニェの観光をお楽しみください!
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