ぼくの天天利美食坊の印象はいいものではなかった。
西門のゲストハウスに滞在していたのだが、いつ見ても混んでたし、しまいには店内は観光ブックを片手にした観光客ばかり。
天邪鬼(あまのじゃく)なぼくは、「うわ、ここは絶対に行かないわ。観光客ばかりでどうせ美味くない」と思っていた。
が・・・
あるとき、午前9時半に前を通ると、いつもは賑わってるお店がガラガラだったのだ。
物は試しに、というわけで店内に入り名物の魯肉飯(ルーローファン)を食べたのだが、
ごめん、めっちゃ美味いわこれ。馬ウマうま。なぜ今まで食べなかった?
と感動を覚えたのだった。
それからすっかり天天利美食坊にハマってしまい、気づけば10回以上通っていたのだ。恐るべし、天天利。
ちなみに、台北には『金峰魯肉飯』、『黄記魯肉飯』など日本人に人気の魯肉飯が食べられる店がいくつかあるが、天天利美食坊はどこよりもおいしかった。
そこで、今回は「天天利美食坊で何を頼めばいいの?おすすめを教えてほしい」と思ってる方に向けて絶対に食べるべきメニューを3つご紹介したい。
また「逆にこれは頼まなくていい」ってメニューも最後の方に書いたので是非参考にして欲しい。
天天利美食坊のおすすめ!絶対食べるべきメニュー3つ
それでは、天天利美で食べるべきメニューをおすすめ順に紹介したい。
なお、日本語メニューもあるので『Japanese Menu Please』と言って貰うようにしよう。
おすすめ①:滷肉飯加蛋(ルーローハン+卵)、小35元
別におすすめしなくても皆食べると思うが、マジでこれは食べたほうがいい。
マジでこれは食べた方がいい。
マジでこれは食べた方がいい。(大事なことなので3回言った)
まず肉。
台湾の伝統的なルーローハンは基本的に脂身であることが多い。だけども天天利美食坊のは脂身20%、ひき肉80%と言った具合で脂身以外の割り合いがとにかく多い。
脂身も美味しいは美味しいんだけど、「できればもっと肉が欲しい!」と思う肉食女子・男子にピッタリなのがこの店の魯肉飯だ。
卵あり・なしが選べるが、ここは絶対に卵をプラスしよう。10元(約40円)しか変わらない。
おすすめはまずは卵を割らないで肉と脂身とご飯のハーモニーを楽しむこと。
次に、卵の黄身を割り、今度は卵と一緒に食べる。はっきり言って最高に美味しい。
さらに辛いものが好きな人にとって朗報だが、天天利美食坊の辛味はめちゃくちゃ美味しい。
台湾はあまり手の込んだ辛味を置いていない所が多いので本当に助かる。
これが小で35元、大で55元なので素晴らしいとしか言いようがない。「観光客からお金をたくさん巻き上げる」というガメつさが一切感じられない店だ。
おすすめ②:香菇肉羹飯(シイタケと豚肉ご飯)、50元
次におすすめなのが、『香菇肉羹飯』という料理。
とろとろとしたスープに、白米、シイタケ、豚肉がなどが入っており、かなり日本人好みな味付けになっていると思う。
この料理自体は割とどこでも食べられるが、天天利美食坊のは値段が50元と良心的だし、肉も食感が良く、スープも素晴らしい。
提供前に、上から酢を入れてくれるのだが、これがまたスープに合う。ペロッと平らげることのできる料理なので是非試して欲しい。
※写真は麺だが、初めて食べるならご飯がおすすめ。ちなみに、量は結構多めで女子旅だったらシェアすることをおすすめする。
おすすめ③:貢丸湯(肉団子スープ)、30元
台湾の肉団子をまだ食べたことがない人は、何も考えずに天天利美食坊で『貢丸湯』を頼むべきだ。
かなり簡素な料理だが、肉だんごの食感が病み付きになる。
プリプリではない。ブリブリなのだ。いや、ブリッブリと言ったほうが表現としては正しいかもしれない。とになく食感がブリッブリで最高に美味しい。
量も値段も大したことがないので、これはサイドディッシュとして絶対にオーダーしよう。後悔は絶対にしない。
※なお、写真は別の店の肉団子スープだが、見た目はどこも一緒
天天利美食坊でお腹に余裕があるなら頼んでいいもの
次は、別に頼んでも頼まなくて良いメニューを2つ紹介したい。
①:蚵仔煎(オアチェン:牡蠣オムレツ)、60元
台湾を代表する料理、『オアチェン(牡蠣のオムレツ)』は別に天天利では頼まなくていいと個人的に思っている。
味付けは店により異なるが、天天利のオアチェンはカツオ出汁のきいた和風テイスト。卵はサツマイモのデンプンが混ざってるので少しゼラチンっぽく、初めて食べる方にとっては新食感だとは思う。
が、肝心の味ははっきり言って「そこまで美味しくない」と思うのだ。
そもそも、オアチェンって料理自体がそんなに美味しくない。過度な期待はしないほうが良い。まあこればかりは人によるとは思うが。
また牡蠣は食べるのに食中毒のリスクを伴うので、正直短期旅行ではおすすめしないし、これを食べるなら上で紹介した魯肉飯などでお腹を満たすべきだと思う。
ただ、一応台湾のソウルフードではあるので、まだ食べたことがない人は食べてもいいとは思う。(どっちやねん)
②:青菜(茹で野菜)、35元
空芯菜も台湾でよく食べられる野菜だ。
天天利の空芯菜はメニュー上は『青菜』と表記されている。シャキシャキとした空芯菜に甘辛いソースが控えめにかけられており、ガーリックチップも食感に良いアクセントを加えている。
が、別にめちゃくちゃ美味しくて感動することは絶対にないので、まあこれは食べても食べなくてもどっちでもいいと個人的に思う。
逆に天天利美食坊で食べなくていいもの
次に、天天利で食べなくていいものをご紹介する。
①:花枝羹飯(シイタケとイカご飯)、60元
これに関しては写真すら撮っていない。
先におすすめとして紹介した『シイタケの豚肉ご飯』の豚肉をイカに変えただけのメニューだ。
味は一緒だが、肝心のイカが少なすぎる。
台湾でイカは何気に高いからかもしれないが、イカが少ないのにも関わらず豚肉バージョンより10元高いのでこれを頼むなら絶対に豚肉の方を食べたほうが良い。
(イカの量は運が悪かっただけかもしれないが)
②:大根餅、50元
大根餅を頼む観光客が非常に多いが、断言する。これは頼むべきではない。
別に外側はカリカリしていないし、肝心の味もかなり薄い。というか、旨味や味がほぼない。ソースが無ければ食べられないレベルである。
そもそも、大根餅は広東料理。美味しい大根餅を食べるなら香港に行ったほうが無難だと思う。
③タケノコの煮物、25元
タケノコも割と台湾ではポピュラーだが、この料理は味云々は置いといて、油の量がとんでもない。ギットギトなのである。
これを食べるなら、日本のメンマの方がヘルシーで美味しい・・・とは個人的に思う。
そして写真では分かりづらいが量がすごく多いので「もうギブ・・・」となる可能性が高い。
まとめ:天天利はルーローハンをメインに他のおすすめも食べよう
以上、台北・西門にある天天利のオススメを紹介させていただいた。
結論を言うならば、卵つきの魯肉飯は絶対に頼むべきで、お腹に余裕があるならば紹介した他のおすすめメニューをシェアなどするのが良い。
魯肉飯は本当に絶品なので、是非食べて欲しい。
最後に、天天利の詳細を以下に記して終わりにしたいと思う。読んでいただき、ありがとうございました!
天天利美食坊のアクセス・行き方・場所・営業時間・メニュー
【場所】108, Taiwan, Taipei City, Wanhua District, 漢中街32巷1號
【行き方】西門駅から徒歩4分
【営業時間】火〜日:9:30〜22:30頃(月曜定休日)
【メニュー】下記参照
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