世界一周中の僕がハノイからラオスへの陸路バス移動を断念した理由

中国・南寧⇒ベトナム・ハノイ⇒ラオス⇒タイ。

この順序で、陸路でタイまで行くのがメジャーなようで、ネットで調べても情報がわんさか出ます。

ベトナムのハノイに滞在していた僕も、バスでラオスを経由してタイに入国しようと考えていましたが、色々調べてるうちに、結局止めてハノイからタイ・バンコクまで飛行機で飛ぶことにしました。

その理由について書きます。

世界一周中の僕がハノイからラオスへの陸路移動を断念した理由

1.バスはかなり危ない説(ハノイ↔ラオス)

f:id:kevinsakai:20170331230619j:plain

冒頭に書いた通り、バスを使ったハノイ⇔ラオス間の入国はかなりメジャーなのでネットで色んな体験記を読めます。

しかしどうやら、道が悪く危険らしいです。

一時間の休憩の後出発。
ここから再び爆睡だったのですが、目覚めて驚愕。

断崖絶壁。

「わお、ないすびゅー♡」っていうレベルでなく結構恐怖。

ガードレールがないのと、道がかなり細くて悪いのでいつ落ちてもおかしくない。冗談抜きでです。

引用:ハノイからルアンパバーン 陸路移動方法Byスリーピングバス – アジア de あれこれ – g.o.a.t

ガードレールが無い道を飛ばしまくるそうです。

ぼくは疑い深いので、「どうせ日本人が過剰なだけだろ?」って思ってたんですが、なんと英語で検索しても同様の体験記が大量にあります。「ナイトメア・バスライド(悪夢のバス)」と称していた方も。

  1. 整備されていない道を飛ばしまくる
  2. バス自体の整備も不十分(発展途上国ですから)

僕は死にたくありませんのでバスは遠慮しておきました。

[2018.01.15追記]
ちなみに、その後何人かこのバスを使った人とお会いしましたが、全員「ひどかった」と言っていました。ネットの噂通りですね!

2.ラオス自体が安全とは言い難い

長距離バスでハノイからラオスに入国する場合の、メジャーな到着場所は街全体が世界遺産の「ルアンパバーン」か、首都の「ビエンチャン」。(他にもあるかもしれませんが、この二つが最も本数が多く、一般的)。

ラオスは安全なのか?2017年4月1日時点の外務省の海外安全ホームページをチェックしてみました。

f:id:kevinsakai:20170401215327p:plain

ちょっと見にくいですが、黄色い地域がレベル1「十分注意」、オレンジの地域がレベル2「不要不急の渡航中止」です。

全部黄色い!笑

図によると、ルアンパバーン・ビエンチャン、いずれもレベル1(黄色)の「十分注意」の地域にあたります。

で、さらに「危険情報詳細」まで読み進めると、以下の内容が記されていました。

●サイソンブン県,シェンクワン県クーン郡及びパーサイ郡の一部地域では反政府勢力が活動しており,車両等を狙った襲撃事件や爆発事件,政府軍との衝突事案が発生しており,不測の事態に巻き込まれる可能性が排除できないため,不要不急の渡航は止めてください。

●国道13号線のビエンチャン県カーシー郡及びルアンパバーン県プークン郡付近において夜行バス等に対する襲撃事件が発生しているため,同国道を利用する場合には夜間の移動を避け,日中であっても複数の車両で移動する等,細心の注意が必要です。

首都ビエンチャンを中心に,置き引き,侵入盗,ひったくり,強盗が多発しており,日本人も多数被害に遭っています。最近では,特にひったくり及び路上強盗,住宅への押し入り緊縛強盗が多発し,被害者に女性や子どもが含まれることも珍しくありません。ひったくり及び空き巣の犯人グループが拳銃及びナイフ,硬質の棒等で武装しており,被害者に抵抗された際,年齢及び性別に関係なく,容赦なく危害を加えてくるのが特徴です。当局は,市内全域に,ひったくり,路上強盗,侵入盗多発警報を発出しています。ラオス国内では銃器が規制されていますが,近隣諸国から密輸入されているとの情報があり,国内では,相当な数の銃器が出回っているようです。少年が警備員と口論となり,所持していた拳銃で警備員を殺害するという事案が報告されるなど,銃器を使った凶悪犯罪が増加しています。今後も同種の事件が発生する可能性は排除できませんので,渡航に際しては十分な注意が必要です。

引用:外務省 海外安全情報ホームページ

夜行バス襲撃事件、住宅への押し入り強盗、銃器を使った凶悪犯罪が増加・・・。

怖すぎ、無理。

当然ですが、海外安全情報は日々更新されますので、渡航を検討される場合はご自身で確認ください。

www.anzen.mofa.go.jp

僕は外務省だけでなく、アメリカとUK政府の情報も見た上で最終的に渡航を判断しています。

アメリカ政府:Alerts and Warnings
UK政府:Foreign travel advice

3.時間かかりすぎ。人生の貴重な時間の無駄。

f:id:kevinsakai:20170402163611j:plain

長距離バスが通るルートの距離と所要時間を調べてみました。

  • ハノイ⇒ルアンパバーン(約880km、約29時間)
  • ハノイ⇒ビエンチャン(約750km、約20時間)

はい、時間かかりすぎです。どちらも20時間以上って・・・。

数時間の差だったら僕もバスを使いますが、飛行機で行った方が十時間以上節約できます。

僕だったら、バス移動に無駄な時間かけるなら、飛行機で飛んで浮いた時間でブログ書いたり、路上でギター弾いてお金稼いだり、観光したりなど、何か生産的なことをしますね。

4. ハノイ↔ラオスの長距離バスは快適とは程遠い

加えて、バス内は快適とはとても言い難いようです。

出発からバスの中には奇妙な音楽。

雑音にしか聞こえない。

しかもかなり明るい。

こんなライトが明るいスリーピングバスは初めて。

センスも疑うし、何よりスリーピングバスの意味がない。

この音楽は常に流れている。

意味の分からないベトナムミュージックだ。

引用:【陸路国境越え】ハノイ発ビエンチャンまで約22時間のバス移動

pm7:00
他のバンでピックアップされてきた乗客たちも全員揃いバスは出発。

バス内は冷房ガンガン、音楽ガンガン、ネオンギンギン,,,,,,,

ただ、ノリノリなのは運転手含めバススタッフたちのみ。

引用:ハノイからルアンパバーン 陸路移動方法Byスリーピングバス – アジア de あれこれ – g.o.a.t

明るく、冷房がガンガン効いた車内、謎の爆音ベトナムミュージック・・・。苦行でしかありません。

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まとめ

まとめに入ります。

僕がハノイからラオスへの陸路移動を断念した理由は、

  1. 長距離バスが危ない説がある
  2. ラオス自体が今(2017年4月)、安全とは言い難い
  3. 長距離バスでの移動時間が長すぎる
  4. しかも冷房ガンガン、音楽が爆音と快適とは言い難い

上記の理由から(主に1と2ですが)、ラオスはすっ飛ばしてハノイからバンコク行きのチケットをスカイスキャナーで取りました。

実際にこのルートでタイまで入国した人のうち、「いや、全然大丈夫だっとよ」という方もいるかと思います。しかし、ぼくは毎回思うのですが、あなたが大丈夫だったからって僕も大丈夫である保証はどこにもありません。

あなたが「たまたま無事だった」ってだけです。

将来、ラオスにもし行きたくなったら、安全かつ効率の良い方法で入国しようかと思います。

なお、僕はSkyscannerを使ってバンコク行きの航空券をお得にゲットしたので、リンクを貼っておきます。(旅人なら知らない人はいないと想いますが)

⇒スカイスキャナーで航空券を探す

 

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