ブログを1年以上続けると、ちょっと悩むような出来事に遭遇するようになります。ぼくが今まで体験したのは、
- ブログ記事丸パクリ
- 暴言コメント
- ブログが突然消える
などなど、その時々で対処してきましたが最近一番落ち込んだことがありました。
それは、ぼくが書いた記事の構成&内容&訴求点を完全にパクった記事を発見したことです。いわゆる「リライト・パクリ」です。しかも同じ筋トレブロガーですよ?信じられますか?
正直、見つけたときは本当に悔しく、悲しくなりました。だって丹精込めて書いて、何回もリライトを重ねた記事を真似されたわけですから…。しかもコピペじゃないから明確な著作権違反にもならない…本当にタチが悪く、腹ただしいです。
この記事では「一連の騒動の流れ」と「法律的に対処できるのか?」について書きます。
まずは元記事とパクリ記事をご覧ください。構成と内容はほぼ一緒です
まずは論より証拠ということで、元記事とパクリ記事を比較していきます。
▼以下が、ぼくの書いた記事。全部読むのは大変かと思いますが、興味ある方はお読みください。本記事でパクリ・ポイントを抜粋してお見せしますので読まなくてもOKです。
▼そして、パクリ記事。リンクすら送りたくないので、魚拓です。
タイトルの通り、両者とも「筋トレのモチベーションの上げ方」について書いています。別にトピックが被るのはよくあることなので問題ないのですが、問題は中身です。
まずは目次を見ていきましょう。
▲上記はぼくの記事の目次です。
そして、先方の目次はこれ(赤枠に注目)。
引用:明日から君もマッチョだよ(http://www.asumacho.com/entry/workout-don%27t-won%27t)
赤枠に注目です。
言い方を変えてるだけで全部一緒なんですよ。見出しの順番を変えてちょっと変化を加えてるところもセコい…。
まあ、筋トレのモチベーションの上げ方が奇跡的に同じだった可能性もあります。でも詳しく読んでいくと、中身、紹介している商品、商品の訴求点、ぜーーーんぶ同じ。
次に、記事の導入と終り部分を見ていきましょう。
▼僕の記事の導入
こんにちは、筋トレしながら世界旅行してるケビン(@kven_son)です。
「筋トレ行きたくねえ・・・」
初心者・上級者関係なく、誰もが思ったことがあるでしょう。
「仕事で疲れてるから」、「雨が降ってるから」、「なんとなくダルイから」、理由は様々。
▼先方の導入
「うわーー筋トレやりたくね〜」
誰もが思ったことがあるのではないでしょうか。
ぼく自身もこんな経験はあります。
明確な目標を持って筋トレを行っているという自負はありますが、やはり人間ですから「やりたくない」と思ってしまうこともあるんですよね。
引用:明日から君もマッチョだよ(http://www.asumacho.com/entry/workout-don%27t-won%27t)
いや、のっけから似過ぎだろう・・・
と読んだ瞬間に思いました。セリフで始まるんですが、大文字にしてるのも一緒だし、パクリすぎて笑う。いや、笑えない。
そして記事の終わりにも注目です。
▼ぼくの記事
それでも筋トレする気になれなかったら、逆説的ですが「敢えて休む」ってのも手です。
筋トレが習慣化されている方は理解できると思いますが、筋トレを休むと、説明が難しいけど、すごく気持ち悪い気分になるんですよね。
例えるなら歯磨き。
大体の方は歯磨きは習慣化されてると思いますが、1日歯磨きしなかったら気持ち悪いですよね?そんなイメージに近いかもしれません。
▼先方の記事の終わり
筋トレを習慣化するのはそんなに簡単なことではないと思います。
歯磨きやお風呂に入ることのように「しないと不潔」など自分に害のあることはめんどくさても行いますが、筋トレは「しなくてもいい」ことなのでサボってしまうこともあるでしょう。
引用:明日から君もマッチョだよ(http://www.asumacho.com/entry/workout-don%27t-won%27t)
歯磨きのくだりも同じですやん・・・
これ、もう明らかにぼくの記事開きっぱなしにして、コピペにならないよう一生懸命じぶんで加筆修正してますよね?
さらに、紹介してる商品も見ていきましょう。
▼まずは、僕の記事。
「ジムに着いたけどやる気が出ない」ってときにおすすめなのが筋トレ中に好きな音楽・ノれる音楽を聴くことです。
音楽と筋トレの相性は抜群で、ぼくはやる気が上がらないほど大音量で聴いています笑。
音楽は自分が好きなものでしたら何でも良いですが、ぼくはAmazon Prime会員が無料で使えるAmazon Musicというアプリで音楽をランダム再生しています。
▼続いて、先方の記事
ぼくも筋トレ中は音楽を聞きながら筋トレをするのでよくやっています。
音楽には不思議な力があって、テンションのあがるノリのいい音楽を聞くと不思議とモチベーションも上がってくるんですよね。
それが爆音だとなおさら。
クラブでアゲアゲになってしまうのもこのような影響なんでしょうね笑
「筋トレプレイリスト」など、筋トレ中に聞くようのプレイリストを作っておくとより良いかもしれません。
音楽がスイッチになって筋トレモードに切り替わるでしょう。
ぼくはAmazonプライム会員なので「Amazon Music」というアプリを使って音楽を聞いています。
引用:明日から君もマッチョだよ(http://www.asumacho.com/entry/workout-don%27t-won%27t)
ちょいちょい加筆してるけど内容同じすぎ
ちなみに、「筋トレのモチベーションを上げる方法」としてYoutubeチャンネルを紹介したのですが、それもパクられました。
▼ぼくの記事
モチベーションが上がらないときは、筋トレYoutuberの動画を見てみましょう。
個人的におすすめはKanekin Fitness、JIN、BM Fitness。
▼先方の記事
今ではYouTubeに「筋トレYouTuber」なる方たちがたっくさんいますので「筋トレ」と調べるだけでたくさんのムキムキな人たちを観ることが出来ます。
日本人でしたら「Kanekin」さん「JIN」さんあたりがデカくてかっこいい筋肉をしていて非常にモチベーションが高まります。
oh…
ちなみに、他にもありますがもう全部パクリなので省きますね。
ブロガーとしてどうなの?恥ずかしくないの?と問いたいです。
とりあえず運用者に連絡!
そんなパクリリライト記事ですが、ぼくが行ったのは
- WEB魚拓をとる(記事を削除されたら証拠が残らないので、魚拓というサービスを使って記事をソース毎コピーします)
- 運用者に連絡
上記です。
WEB魚拓を念のため取った後、本人にツイッターのDMで連絡を取りました。
ぼくの正直な意見を含め、記事の削除・変更を依頼しました。
それに対しての先方の返信がこちら。
言い訳していますが一旦取り下げていただいたので一安心しました。
安心したのは一瞬だけ。結局記事をまた公開してきた件
いかがですか?
ぼくはこれを読んで「ずるい人だな」と思いました。
向こうの主張は、「SEOにおいて記事を参考にするのはよくあること」、「自分で情報を追記したりもしたので読者にもメリットがある」の2点。
それはそうだけどさ…。モラルの問題ですよ。ツイッター相互フォローまでしてるし(絡んだことないけど)、明らかに内容を言い方変えただけで真似されて、ぼくが気持ち悪いと感じないわけがないですよね。それを平気でしてくるのが信じられないんです。
あと、他のブロガーさんが僕の記事を参考にした際、皆さん「参考:『私はゴリラになりたい』」という感じで「参考にした旨」と「ブログへのリンク」を貼ってくれましたよ。パクリなのに「オリジナルです!」って感じを出してるところも腹が立ちます。
こんな感じで再プッシュした結果、
それっぽいことを長文で言っていますが全然話になりません。
明らかにパクってるのに、全然認めようとせず言い訳ばかりで挙句には「同じ筋トレ好きなので経験が似てしまう」と…。
嘘つくな。明らかにぼくの内容パクっただけで自分の頭使って記事書いてないじゃないですか?「狙ってるキーワード」と「内容」が一緒なのはもうアウトですよ。
最後にもう一度プッシュしましたが、返信が来ることはありませんでした。
まあ彼はHMB関連の詐欺サプリを紹介しまくっており、弱者を騙して金を稼ぐことしか考えてないので話にならないのはしょうがないのかもなぁ…とは思いました。
ブログ記事がパクリリライトされた場合でも法律的に対処することは可能
で、結局今回のようなリライト・パクリ案件について、「法律的な対処は何か出来ないのか?」ということですが、結論から言うと『可能』となります。
とても参考になる記事を見つけたので、パクリリライトに被害に遭った方は一読をおすすめします。
大切な点を抜粋すると、
著作権法には「複製」と「翻案」という概念があります。「複製」とは、元の著作物をそっくりそのままコピーすること、「翻案」とはざっくりいうと、元の著作物の表現上の本質的な特徴の同一性を維持しつつ、具体的表現に修正、増減、変更等することです(江差追分事件・最高裁判所平成13年6月28日判決)。
「複製」も「翻案」も著作権者の許諾なく行えませんので、ある「リライト」が「翻案」に該当すれば、無断でリライトを行うことは著作権侵害になりますし、「翻案」に該当しないリライトであれば著作権者の承諾なく自由におこなうことができます。
ですので、適法なリライトかどうかは「翻案」に該当するかどうかによって決まる、ということになります。
引用:「WELQ」はアウトか? セーフか? DeNAの責任は? 著作権法の観点から弁護士が分析してみた (3/5) – ITmedia NEWS
具体的にどんなリライトが『翻案』に該当するのかですが、
「元の著作物の表現上の本質的な特徴の同一性」が維持されているかどうか、が著作権侵害か否かの境界線だということになります。
引用:「WELQ」はアウトか? セーフか? DeNAの責任は? 著作権法の観点から弁護士が分析してみた (3/5) – ITmedia NEWS
今の段階ですが、ぼくの今回の件は『翻案』に該当しそうです。
が、さらに読み進めると、
1 思想、感情若しくはアイデア、事実、事件、データ、科学的な知見など表現それ自体でない部分又は表現上の創作性がない部分において、既存の著作物と同一性を有するにすぎない場合には、翻案には当たらない
2 「創作性が低いもの」≒「表現の選択の幅が狭いもの」≒「だれが書いても同じような表現にならざるを得ないもの」については保護の範囲が狭く、デッドコピー(まったく同じ表現)の場合でなければ複製や翻案に該当しにくい
引用:「WELQ」はアウトか? セーフか? DeNAの責任は? 著作権法の観点から弁護士が分析してみた (3/5) – ITmedia NEWS
つまり、創作性の低いものは翻案に該当しにくいそうです。ここがポイントですね。
ぼくの記事を改めて読み直しましたが、冒頭のセリフで始まる部分、記事の終わり方は「表現」として捉えることができそうです。つまり、向こう側が「法律的にアウト」と言えるのではないかということです。
ただ、肝心な記事の中身(筋トレのモチベーションの上げ方)については正直微妙なところです。内容は一緒ですが、そこに創造性があるかというと、ちょっとぼくでは判断がつきません。
しかし、冒頭の部分など一部『翻案』に当たると思うので法律的な対処は十分可能なんじゃないかなと思っています。(対処するとするならば弁護士を雇ったりして費用がかかりますが。DMCAはコピペじゃないと侵害を申し出るのは難しそう)
実際に法律的な対処を取るかどうかは「受けた被害の大きさ」で判断すると良いでしょう。
例えば、真似した側の記事がグーグル検索で上位に表示された、などは大きな被害になりますよね。特にその記事の収益性が高い場合。
・・・以上、今回のパクリ・リライトの一連の流れ、そして対処方法についてご紹介しました。
最後に言いたいのですが、別に構成自体を真似することは駄目ではないと思います。ぼくも参考にしているブログはありますし。
ただ、それが「内容まで一緒」しかも「検索のキーワードも一緒」となると「おいおい」と問題になるのです。なぜなら、ぼくのオリジナル記事の検索順位を抜くリスクがあるためです。
でもリライトパクリでも場合によっては法律的に対処できるので、先程ご紹介したサイトは全ブロガーが読んでおいて損はないと思います。
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